14時間後には開場するとどろき

さあ、今日の練習を終え、帰宅しました。といっても、第30回演奏会は明日、訪れます。
明日は演奏会当日ということで、朝早くから団員が集合する中、前日の夜の練習にはそんなに多くの人は集まらないかな・・・・と思っていましたが、ほとんどの団員が集結。想定以上の人数で練習会場の人数上限を超えてしまい、急きょ練習場所を変更するといううれしい悲鳴も上がりました。

そんな中、本番前日とは思えないほどの、あるいは本番前日だからこそ、熱の入った指導と演奏が繰り広げられ、休憩時間も消滅し、大変濃厚な練習時間となりました。毎度のことながら、演奏会直前の時期は、練習を始めた当初とは全く異なる演奏になっており、演奏していても大変楽しいです。ぜひ、多くの人に演奏を楽しんでいただければと思います。

さて、今月のテーマはオススメの1曲。
J-POPにボーカロイドの曲、懐かしいあの曲に吹奏楽といろいろな候補がありますが、
前回と同じく、私もぐるりよざを挙げておきます。

ぐるりよざは、私が轟音楽団に入団して初めて出演する演奏会でのメインの曲・・・になるはずでした。
「なるはずだった」ということは、演奏できなかったんです。
なぜ演奏できなかったのか。

そう、コロナ禍です。
当時は練習もままならず、飛沫が飛ぶことが容易に想像される吹奏楽は、
練習をするだけでも一苦労でした。(楽器用に穴の開いているマスクや、楽器演奏専用のフェイスガードなども試していました・・・。)
普段練習会場にしている公民館の多くでも、当時は練習自体を断られました。
今まで、自分の人生の大きな糧になっていた吹奏楽が、まるで忌み嫌われ、日に日に避けられていく日常が、今思い出すとうすら寒いです。(当時は、それも仕方ない、と受け入れていましたが・・・。)

そんな状況が、まさに「ぐるりよざ」の背景となっている、長崎でのキリスト教の弾圧、および隠れキリシタンと重なるなと思うようになりました。

表立って、大人数で集まって吹奏楽をしています、というのが憚られる時代。それでも、楽器の練習は、音楽は続けていきたい自分。まさに、弾圧されながらもキリスト教の信仰を続けた長崎の方々に、シンパジーを感じずにはいられませんでした。できることなら、このコロナ禍の最中にぐるりよざの演奏を行えたら・・・と思っていましたが、それは叶わず。

それでも、こうして(当時とはメンバーもだいぶ入れ替わってはいますが)ぐるりよざという曲を演奏できることに大きな喜びを覚えます。

さあ、日付としてはもう本日になりました。

6月15日、横浜南公会堂。14時半開場、15時開演。

団員一同、渾身の演奏をお届けしますので、ぜひ足をお運びください。

トロンボーンパートの成田でした。

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